
この度irodoriはまちづくり会社・コトラボさんと一緒に、横浜市南区唐沢にある「空き家と空き地」をお借りすることになりました。場所はirodori事務所の隣です。
事務所を構える唐沢・打越の暮らしや風景を少しでも楽しく豊かにできればと、新たな取り組みへのチャレンジです。空き家と空き地を借りるにあたり、事業計画的なものは考えたものの、結果的に地域の方々の声から一緒に考え、共につくっていくことを目指すこととし、まずは、空き家と空き地を「みなさんに使ってもらう」ためのオープンイベント(開放デー)を開催することとしました。名前はまだ仮称ですが「ウチカラガーデン」と呼んでいます。
早速5月18日(日)に第1回OPEN DAYを開催したところ、想像を超えた70名以上の方にお越しいただきました。この日に向けてirodoriでは、会場構成デザインと地域の皆さんの声を場に反映していくためのコミュニケーションツールを設計・製作しました。黄色い「吹き出しボード」です。実践女子大学コミュニティデザイン研究室(一色ゼミ)も、このデザインと運営に参加しています。
今回のtopicsではその一部をご紹介します。

まちから見えるように「吹き出しボード」を空き家や隣の建物(irodori事務所)へ設置し、空き家と空き地がまちへ語りかけるような構成です。

空き家と空き地の入り口では、「あったらイイナ!」の吹き出しボードが来場者を出迎えています。

当日は、空き家と空き地の体験として、
①「唐沢(ココ)にあったらイイナ」と思うもの
②「唐沢(ココ)でやれたらイイナ」と思うこと
③「自由に使える広い庭があったら、できたらイイナ」と思うこと
の3つについて、「体験ボード」にてコメントを集めました。

空き地には、体験ボードで記載いただいたコメントを貼り込む「吹き出しボード(掲示板)」を設置し、コメント部分はシールになっており、それをここへ貼っていただき、訪れた方々の声を、みんなで共有しました。

空き地に面した部屋「アウトドアルーム(仮称)」へは、外につながるテーブルをデザインし、DIY製作しました。内と外を緩やかに繋げる場を実験的に設えて、みなさんをお迎えしました。

当日は「庭で使いたいもの」を持参OKとして、たくさんの方々が色々と持ち寄り、そしてシェアして空間を楽しみながら、思い思いの時間を過ごしていました。
このように5月18日の当日を迎えましたが、この場所をお借りしたのは実は5月2日。ここから草刈りをスタートし、草刈りをしつつ、実験として部屋や庭の使い方を試しています。


以前は立派な畑だったのですが、1年以上空き家になっている間にすっかり荒れてしまいました。ジャングルのように荒れてしまった空き地を、みんなで整備するところからスタートしました。
この実験からアウトドアルームの使い方や庭と繋ぐ実験テーブルも誕生し、空き地では、実験的にシェア農園が動きだし、開放デー当日は、訪れた子どもたちが集まり、苗植え体験が催されるに至りました。

実験的に製作した庭とつながるロングテーブルで、空き地を楽しむ暮らしを実践してみました。
このように動き出した「(仮称)ウチカラガーデン」ですが、次回の活動日は6月21日(土)14-16時。神奈川県産の野菜を販売する「かなやさ」さんが来てくれます。「スーパーが無くなってしまい買い物が困難になった」という声をいただき、移動販売のお試しです。ぜひお越しください。
そして、次回のOPEN DAY(開放デー)は、7月6日(日)11-16時です。皆さんの「やれたらイイナ」を試してみませんか?お問い合わせはuchikara2025@gmail.comまで。