Credit
所在地:北海道東川町
建築設計:一色ヒロタカ
構造設計:田畑孝幸+田畠隆志 (ASD)
設備設計:高瀬幸造 (東京理科大学)
インテリア:浜辺令(Less)
造作家具:清水徹+遠藤覚(東10号工房)
建築施工:雅建築企画
電気施工:sunaco
機械施工:岡本住宅設備
敷地面積:1075.25m²
建築面積:187.15m²
延床面積:187.15m²
竣工:2023年4月
撮影:鳥村鋼一
受賞:第49回北海道建築建築賞
北海道建築奨励賞
集まって住む形態から、地域の未来を個人からつくる拠点としての住宅
周囲の農地と共に農家住宅として育てられてきた土地を受け継ぎ、100年先まで続く暮らしを実践するプロジェクトです。
昭和30年より、この土地は周囲の農地と共に農家住宅として育てられてきました。
しかし、家族のカタチや家業という形態が時代とともに変化する中で、地域における農家住宅としての役割を終えることになり、「空き家=営みの風景が途絶えた状態」となってしまいました。
このような状態を避けたいと願う前オーナーより「土地を譲り受け」、それはつまり「土地を引き継ぐこと」ではないかと意味を捉え直し、
「前オーナーが育ててきた東川町の風景を継承し、この土地でどのように暮らすのかという未来を託された私たちには何ができるのか?」という問いから、このプロジェクトが始まりました。
その答えとして、「100年先まで永遠(とわ)に続く家」というビジョンを目指すことに。
100年先までもこの場所で続く暮らし(営み)のあり方は、農家住宅に代わる新しい東川町の風景(環境)となりうるのではないかと考えました。
しかしながら、家族という単位で100年という年月を考えることは途方もなく、ビジョンを共にする人たちと「共に暮らす」という単位に置き換えました。
「農地を育てる」という暮らしから「地域を育てる」暮らしへと、この土地の持つ役割を読み替え、 ここへ集まって暮らす住まい手たちで、敷地だけでなく、東川町の風景全体を未来へ継承していく、 個人から始まる地域の未来を考える取り組みを試みることとしたのです。
それは住宅でもなくシェアハウスでもない、2つの棟からなる暮らしの選択性と、周辺環境へ大きな屋根とテラスで最大限にひらいた構成を持った「風景を共有する拠点」となる、新しい住宅のあり方として建ちあがりました。
Credit
所在地:北海道東川町
建築設計:一色ヒロタカ
構造設計:田畑孝幸+田畠隆志 (ASD)
設備設計:高瀬幸造 (東京理科大学)
インテリア:浜辺令(Less)
造作家具:清水徹+遠藤覚(東10号工房)
建築施工:雅建築企画
電気施工:sunaco
機械施工:岡本住宅設備
敷地面積:1075.25m²
建築面積:187.15m²
延床面積:187.15m²
竣工:2023年4月
撮影:鳥村鋼一
受賞:第49回北海道建築建築賞
北海道建築奨励賞